派遣と子育て、両立に悩む人たちへ

仕事と子育てのあいだ

派遣という働き方で、
子育てと両立しながら頑張っている方と、
これまでたくさん関わってきました。

仕事のこと、家庭のこと、将来のこと。
ひとつひとつは小さな悩みでも、
重なると、とても大きく感じてしまう。

「ちゃんと働けているのか分からない」
「子どもに、ちゃんと向き合えているのか不安になる」

そんな声を聞くたびに、
頑張っている人ほど、
自分に厳しくなっているように感じていました。

派遣と子育ての両立が、思っている以上に大変な理由

派遣という働き方は、
時間や働き方を調整しやすい一方で、
先が見えにくい不安もつきまといます。

契約の更新があるたびに、
「次はどうなるんだろう」と考えたり、
子どもの体調不良で急に休むことになったとき、
職場に迷惑をかけていないか気になったり。

働く時間に制限がある中で、
求められる役割はしっかりあって、
そのバランスに疲れてしまう方も少なくありません。

また、派遣という立場上、
評価が見えにくかったり、
頑張っていても、それが言葉として返ってこないこともあります。

子育てをしながら働くこと自体が大変なのに、
そこに「契約」や「立場」の不安が重なる。

支援の現場でお話を聞いていると、
派遣と子育ての両立は、
想像以上にエネルギーを使うものだと感じています。


派遣で働く親たちから、よく聞く悩み

これまで多くの方とお話しする中で、
似たような悩みを聞くことがよくあります。

たとえば、

子どもが熱を出したとき、
仕事を休むたびに申し訳なさを感じてしまうこと。

時短勤務や条件を調整している分、
職場で肩身が狭いように感じてしまうこと。

頑張って働いていても、
評価されているのか分からず、
このままでいいのか不安になること。

将来のことを考えたとき、
今の働き方がずっと続けられるのか、
ふと立ち止まってしまうこと。

どれも特別な悩みではなく、
派遣で働きながら子育てをしている方なら、
一度は感じたことがあるものばかりです。

でも、こうした気持ちは、
なかなか周りに話しにくく、
ひとりで抱え込んでしまう方も多い印象があります。


「ちゃんとできていない」と感じやすい背景

派遣で働きながら子育てをしていると、
どうしても「足りない部分」に目が向きやすくなります。

仕事では、もっと貢献できていない気がして、
家庭では、もっと関われていないように感じる。

どちらも頑張っているはずなのに、
自分では、その頑張りが見えなくなってしまう。

周りと比べてしまうこともあります。

フルタイムで働いている人。
家庭にしっかり時間を使えている人。

そんな姿を見るたびに、
「自分はどちらも中途半端なのかもしれない」と思ってしまう。

でも実際には、
派遣という立場や、子育ての状況は人それぞれで、
同じ条件の人はほとんどいません。

それでも、
ひとりで抱えていると、
つい自分だけがうまくできていないような気持ちになってしまう。

支援の現場でお話を聞いていると、
「ちゃんとできていない」と感じている方ほど、
実はとても真剣に向き合っていることが多いと感じます。


支援する立場から見て、大切だと感じること

派遣で働きながら子育てをしている方と関わる中で、
いつも感じるのは、
多くの人が「ひとりで抱えすぎている」ということです。

仕事のことも、家庭のことも、
ちゃんとやりたいからこそ、
誰かに頼ることを後回しにしてしまう。

でも、条件の整理や、働き方の相談、
気持ちの共有だけでも、
少し楽になることがあります。

すべてを自分で解決しようとしなくても、
仕組みや周囲のサポートを使っていい。

それは決して甘えではなく、
長く働き続けるための大切な選択だと思っています。

子どものことも、仕事のことも、
「背負う」から「支えてもらう」へ。

子どものことについても、ずっと「自分が何とかしなきゃ」と思い込んでいた時期がありました。その頃の気持ちや、読書習慣について考えたことは、こちらの記事にまとめています。

▶ 子どもに本を読んでほしいのに、何もできていなかった話

そんなふうに考えられるようになると、
見える景色が少し変わってくる方も多いです。

仕事と子育てのあいだで揺れていた自分自身の気持ちについては、
こちらの記事でも書いています。

▶ 仕事と子育て、どちらも中途半端だった頃

まとめ|両立に悩むのは、真剣だから

派遣と子育ての両立に悩むのは、
それだけ、仕事にも家庭にも向き合っている証だと思います。

「ちゃんとできていない」と感じてしまうのは、
手を抜いているからではなく、
どちらも大切にしたい気持ちがあるから。

うまくいかない日があっても、
立ち止まってしまう時期があっても、
それは決して無駄ではありません。

ひとりで抱え込まず、
ときには誰かに頼ったり、
仕組みを使ったりしながら、
今の自分に合う形を探していけたらいい。

支援する立場として、
そして多くの方のお話を聞いてきた立場として、
そう感じています。

もし今、同じように揺れている方がいたら、
「悩んでいる自分」を責めなくて大丈夫です。

派遣と子育てのあいだで迷う時間も、
きっと大切な過程のひとつ。

この場所が、
少し気持ちを整えるきっかけになれば嬉しいです。

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